1949-05-20 第5回国会 衆議院 農林委員会 第27号
右九原則の具現化に当りましては、特に財政の実質的均衡と物價及び賃金の安定が、その根幹となるのでありますが、終戰以來の経驗にかんがみましても明らかな通り、経済全体の改善につきましては、食糧配給の確保が大きな基礎的な役割を持つているのでありますから、この際急速に経済の自立安定をはからんとするならば、食糧配給は必ずこれを確保せねばならぬのであります。
右九原則の具現化に当りましては、特に財政の実質的均衡と物價及び賃金の安定が、その根幹となるのでありますが、終戰以來の経驗にかんがみましても明らかな通り、経済全体の改善につきましては、食糧配給の確保が大きな基礎的な役割を持つているのでありますから、この際急速に経済の自立安定をはからんとするならば、食糧配給は必ずこれを確保せねばならぬのであります。
右九原則の具現化に当りましては、特に財政の実質的均衡、物價及び賃金の安定がその根幹となるのでありますが、絡戰以來の経驗に鑑みましても明らかな通り、経済全体の改善につきましては、食糧配給の確保がその大きな基礎的な役割を持つているのでありますから、この際急速に経済の自立安定を図らんとするならば、食糧配給は必らずこれを確保せねばならんのであります。
通貨、物價及び賃金の動きを見ますと、通貨及び物價につきましてはこの数ケ月間、明らかにその動きは緩慢に相成つておるのでありまするが、ひとり賃金のみは急激なる上昇を示しておるのでありまして、(「物價はどうした」と呼ぶ者あり)そのために実質賃金は向上し、家計の赤字も漸次減少の傾向を辿つて來てはおりまするが、生産の増加を伴わない名目賃金の追求が果して眞に生活安定に資するものであるか否かを(「そうだ」と呼ぶ者
しかるに、三者のいずれも、すでに負担限度の極限に近くなつていることを考えますとき、財政負担と物價及び賃金の調和ある相関関係と平衡関係とを確立し、かつ、あとう限りこれを堅持して動かないことが、経済の安定化のために特に望ましいところであります。
次に、インフレーシヨンの総合指標である通貨、物價及び賃金の動きを見ますと、通貨及び物價につきましては、この数箇月間、明らかにその動きは緩慢になつて参つておりますが、ひとり賃金のみは急激なる上昇を示しているのでありまして、そのため実質賃金は向上し、家計の赤字も漸次減少の傾向をたどつて來てはおりますが、生産の増加を伴わない名目賃金の追求が、はたして眞に生活安定に資するものであるかないかを、深く反省しなければならないと
最近におきましての物價及び賃金の推移を見ますのに、物價の面では比較的なだらかな上昇——最近はまたほとんど横ばいの状態であるのでありますが、ひとり賃金の跛行的上昇が目立ちまして、このまま推移いたしますにおきましては、財界に好ましくない結果を招來することも憂えられるのであります。主食の増配、物價の動向の緩慢化等に伴いまして、実質賃金も相当充実いたして参つたのでございます。
戰跡におきましては、諸君も御承知の通り、むしろ剰余金を出しまして一般会計に繰入れておつたのであるが、終戰後急激なるところの物價及び賃金の高騰によりまして、多額の損失を生ずるに至り、更に今回物價の改訂、賃金水準の引上等が行われることになりまして、このまま放置しておつたならば莫大な赤字を出すことになり、鉄道財政を全く危殆に陷れることになりますので、この度運賃改正を図り、財政法第三條の特例に関する法律によつて
これが今回の物價及び賃金の改正並びに運賃改定後は総生産高におきまして、大体推算でありますが、一兆四千六百億、これに対して國鉄以外の全運輸機関の運賃を算術的に足しますと、八百九億ということになりますから、その比例は五・五に相なります。
にも拘わらず大藏大臣は追加予算を出さない、補正予算は出さないで行く、大藏大臣は余程突発的なことがない限り出さないと言われるのですが、そこで私はこの補正予算を出されるのか、出されないのか、或いは根本的にこの予算を実際の正確な物價及び賃金の基礎に立つて再編成される御意志はないか、この点を一つお伺いしたい。最後にもう一点お伺いして置きたいと思うのです。
それで現実の問題として物價及び賃金の改訂の必要に迫られたわけでありまして、それにつり合うような原價を償うものとするとなると、貨物運賃の非常に大きな引上げをやらなければならないことになり、それがまだひいてさらに物價及び賃金の上昇を促すことになります。そういう見地から考えまして、第一にインフレーションをできるだけ抑制して、物價、賃金の高騰をある線に止めたい。
これは將來のインフレの状態あるいは物價、賃金の状態に起因することと存じますが、ただいま政府が予定しておりますところによりまして、物價及び賃金が安定することでございましたら、運賃を再び修正する考えはございません。もし物價及び賃金の再補正を要することとなりました場合には、あらためて研究をいたす考えでございます。
そうして二倍ぐらいに、既往の十ケ年、十五ケ年ぐらいはおしなべてそういうような指数になつておりましたわけでございまして、ただ今日の場合、物價及び賃金が非常に暴騰いたしまして金嵩さが大きくなつておりますので、非常に目に立つて見えるわけでございますが、それは貨幣價値の値下りから考えますと、必ずしも大きなものにならないということになると私らは思つております。
運賃及び通信料金につきましては、企業獨立採算制を回復することを目途としつつ他の物價への影響等をも考慮し、國鐵運賃は貨物、旅客共に三倍半、通信料金は四倍、海上運賃は三倍に引上げることといたし、尚且つ生ずる國鐵事業の赤字百億圓、通信事業の赤字五十億圓、船舶運營會の赤字四十億圓は、これは一般會計において負擔 以上が豫算編成の基礎として考慮せられました物價及び賃金體系に關する構想であります。
以上が予算編成の基礎として考慮せられた物價及び賃金体系に関する構想であります。この基礎の上に立つて健全財政の趣旨を貫徹いたしますために、政府は一般会計、特別会計を通じてあらゆる冗費を節約し、特に一般会計につきましては、一部の行政整理を断行し、経費をもつぱら重点的に圧縮することに努力いたしました。
そこで物價及び賃金が改訂されますると、國鉄の経営は相当な赤字を出しておりまするが、なおかつ厖大な赤字を出すことになりまして、企業としての根本原則に反することになり、これがひいて國家財政に危殆を及ぼすようなことになりますので、独立採算制を確保するということは理想でありますが、今のアブノーマルの状態において、それを完全に運賃面に表わすということは、もちろん不可能でありますので、独立採算制にやや近づける方向
この前の二月に〇・八箇月分の財源を求めますために、運賃の値上げを提案しておりましたが、あのときは低い値上げで、今回は三、五倍になるということを御指摘になりましたが、あの時分は暫定的に〇・八箇月分の費用の支出に必要なだけの財源を目標にいたしまして、暫定的の値上げをするという考え方でありまして、もちろん新年度になりましてからは、物價及び賃金の改訂をしなければならぬということを当時予想しておりましたので、
國有鉄道は、創設以來終戰に至りますまで經營上の赤字を生じたことはなかつたのでありますが、終戰後、急激なる物價及び賃金の高騰によりまして、今日までに二囘運賃の改正を行いましたのでありますが、その都度インフレーシヨン抑制のため、その値上げは少額に抑えられて參りまして、昭和二十一年、二十二年の兩年度に亙りまして、多額の損失を生ずるに至にましたことは御承知の通りでございます。
これらの問題につきまして断固たる施策を実行することなくして、單に財政上のつじつまを合わせる、また物價及び賃金の補正を行う、改訂を行う、また價格調整補給金を引上げる、こういうようなことをいたしてみましても、それはただちに次からまた破綻してくる。そうして、物價・賃金の惡循環的なこの傾向を遮断することはできないと思うのであります。
國有鉄道は、創設以來終戰に至るまで、経営上の赤字を生じたことはなかつたのでございますが、終戰後急激なる物價及び賃金の高騰により、今日までに二回運賃の改正を行いましたが、その都度、インフレーシヨン抑制のため、その値上げは少額に抑えられ、昭和二十一年、二十二年の両年度にわたりまして多額の損失を生ずるに至つたことは御承知の通りであります。
まず第一に、物價及び賃金と予算との関係であります。昨年七月の物價改訂後、賃金と実効價格との上昇線は相当弱まつたものの、なお継続いたしております。このため、特に官業と基礎産業とは今なお採算割れを來し、これがため、鉄道、通信両特別会計の運営收支における赤字、石炭・鉄鋼・肥料等いわゆる安定帶物資に対する價格調整補給金等実質上の財政負担と見られるものは、最近月額百億円に達する状況となつたのであります。
國有鉄道は創設以來終戰に至るまで、経営上の赤字を生じたことはなかつたのでありますが、終戰後急激なる物價及び賃金の高騰によりまして、今日までに二回運賃の改正を行いましたが、その都度、インフレーシヨン抑制のため、その値上げは少額に抑えられ、昭和二十一、二十二の両年度にわたりまして、多額の損失を生ずるに至つたことは御承知の通りであります。
○國務大臣(栗栖赳夫君) 今度の豫算、これに伴う物價の補正でありますが、これにつきましては先程來大藏大臣が申しましたように、閣議で大體のところを、殊に物價及び賃金のべースその他においては、大體のところを決めまして、司令部へ豫算と一緒に持つて行つてあるわけであります。
そういう單純な、形式的な收支均衡主義が、産業の経営を圧迫し、個人の生活を圧迫いたしまして、物價及び賃金、の体系を破壊することになり、政府の採りました形式的な財政均衡主義というものが、それみずから結局本当の財政均衡主義を破壊するという矛盾した結果を強いておるのが現在の実情であります。